薬剤師と薬害の問題

皆さんは薬害の問題について聞いたことがありますか。

数年前に日本でも所謂「薬害エイズ訴訟」が問題になり、大きく取り上げられたことがあります。

こうした薬害の問題は日本だけではなく、海外でも薬害の問題が存在します。

薬害に関してよくあるパターンの一つに、ある薬品について、薬剤師がその副作用について十分な知識が出回っていなかった頃は医薬品として使われていたものが、後に医薬品の副作用や中毒作用の強さが知れ渡り、重大な副作用による医療訴訟が起こるようになるといったパターンがあります。

そうした過程を経て規制されるようになった薬品も多くあります。

また同じ症状の人が同じように薬を服用しても、同じような効果が現れるとは限りません。

薬の効果は年齢や体質、アレルギー、及ぶ薬の服用歴等によって異なってきます。

薬の効果だけではなく、副作用も同じです。

患者の状況によってその症状、強弱が異なっています。

また特に煙草や飲酒をしている人は、薬の効き目が弱くなったり、或いは消されてしまったりする場合があります。

副作用が強く出る場合もあります。

また禁忌となる薬の飲み合わせをした場合、副作用が強く出たり、或いは最悪の場合飲んだ人が死亡することもあります。

いずれにせよ薬は医師の指示に従い、また一般薬の場合服用する前に説明書をよく読み、また必要な場合には薬剤師に相談するなどして、慎重な扱いが求められることになります。

とにかく高収入!お金を稼ぎたい人!誰かの役に立つ薬剤師の転職サイト!薬剤師 転職

日本で使われる薬の量

ところで日本では一年間で一体どのくらいの薬が使用、或いは消費されているのかご存知ですか。

そもそも皆さんはこういった問題について考えたことがあるでしょうか。

それはさておき、日本では使用される薬が大変多くなっています。

そのことが日本固有の問題として薬剤師の専門家からは注目されています。

日本では、使われる薬の量が非常に多くなっていると書きましたが、それではそれは一体どのくらいの量に上るのでしょうか。

あるデータによると、日本における医薬品の売り上げは年間で7兆3000億円を超えると言われています。

7兆となるとものすごい数字です。

この金額はアメリカに次いで世界第2位となっています。

言い換えれば、日本人はアメリカに次ぐ世界2位の「薬好き」の民族だとも言えます。

それを証明するかのように、日本ではサプリメント、即ち栄養補助食品の売り上げが多くなっています。

では何故日本ではこれほどまで薬の消費量が多いのでしょうか。

言い換えれば日本人は何故このように薬が好きなのでしょうか。

この背景には二つの側面があると言われています。

その一つは患者が病院で医師によって薬剤師から薬を出され、そして、それを服用すること自体で安心感を持つためだと言われています。

また時には、医師が「薬は必要ない」と判断した場合ですら患者に対して薬剤師から薬を処方することがあります。

それには「大事をとって」、或いは「念のために。

」といった意味があるもの一因ですが、もう一つは患者に安心感を持たせる意味がある、と言われています。

「病は気から」とも言いますが、確かに安心すると言うことは患者の精神衛生の面では大切です。

以前どこかの医療機関が実験で、頭痛の患者に対して「頭痛薬だ」と言って歯磨き粉を渡して飲ませたところ、患者の方はそれをすっかり信用して安心し、結果歯磨き粉を飲んで頭痛が治ってしまった、ということがありました。

ここでは決して歯磨き粉の中に頭痛によい成分が含まれている、というつもりはありませんし、勿論多くの病院の医師が同じように偽った薬を渡して信じ込ませている、というつもりもありません。

このように患者を欺く医師はいません。

ここで言いたいのは「病は気から」の言葉の信憑性であって、ある意味この言葉は的を射ています。

医師が患者に対して、時には過剰に薬を処方するのはこのように患者を安心させる意味合いも少なくないのです。